お金の不安がネックで「学ぶこと」をあきらめていませんか?
就労移行支援やA型事業所に通う中で、「もっとスキルを身につけたい」「一般就労をめざしたい」と思っても、一歩踏み出せない理由のひとつに「お金の不安」があります。特に、B型事業所は工賃が低く、就労移行支援はほとんど収入がありません。
そんな中、「学びながら生活も支えられる」制度があることをご存じでしょうか?
障がい者の方が安心してスキルを磨き、就職に近づくための公的な職業訓練制度がいくつか用意されています。そして、実はこれらの制度には給付金や手当がつくケースも多くあるのです。
【決定版】「親なきあと」の不安を解消し、将来を守るための完全ガイド
比較してみよう!障がい者が利用できる主な職業訓練制度
以下に、障がいのある方が利用できる代表的な職業訓練制度と、それぞれの違いをまとめた表を掲載します。
制度名 | 対象 | 訓練期間 | 費用 | 支援内容 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
公共職業訓練(障がい者向け) | 障がい者全般(失業中) | 数ヶ月〜1年 | 無料 | 通所手当、条件により手当 | ハローワーク紹介。障がい別コースあり |
求職者支援訓練(職業訓練受講給付金) | 雇用保険がない人(障がい者含む) | 3〜6ヶ月 | 無料 | 月10万円+交通費(条件あり) | 経済的に厳しい人の自立支援目的 |
障害者職業能力開発校(国立) | 障がい者全般 | 半年〜1年 | 無料(教材費別) | 寮・食費補助、交通費等 | 実習重視・就職支援も充実 |
民間委託訓練(大阪府) | 障がい者 | 1〜6ヶ月 | 無料(一部自己負担) | 基本なし | 短期間で資格・スキル取得に特化 |
🔎 ポイント: どの制度を利用するかは、「経済状況」「目指す仕事」「訓練期間の希望」「通える範囲」などによって変わります。
大阪で使える!今すぐ検討できる職業訓練プログラム
◆ 大阪障害者職業能力開発校(堺市)
- 【特長】OA、Webデザイン、物流、軽作業など多彩な科目
- 【期間】6ヶ月〜1年、科目による
- 【支援】交通費・寮費・生活支援あり(条件あり)
- 【申込み】ハローワーク経由
◆ 大阪府の民間委託訓練(短期)
- 【内容】パソコン、介護、事務、接客、簿記、視覚障がい者向けなど
- 【期間】1ヶ月〜6ヶ月
- 【特長】短期間で資格取得・就職に直結
- 【申込み】大阪労働局またはハローワーク
💡各制度の開講スケジュールや募集枠は時期により異なるため、最新情報は【ハローワーク大阪西・阿倍野・梅田など】で確認を。
制度選びに迷ったら?ピア行政書士にできること
障がい者向け制度の活用には、「制度の組み合わせ」や「条件の確認」がとても大切です。でも、専門用語や申請書類の多さに戸惑う方も少なくありません。
そこで、同じく制度を使ってきた立場のピア行政書士として、ご相談に乗ることは可能です。
(相談内容によっては、社会保険労務士をご紹介する場合がございます)
☑「就労移行か、職業訓練か、それともA型か…」
そんな悩みを一緒に整理して、次のステップへ背中を押すことが、私の役割だと思っています。
まとめ|訓練も「働くための選択肢」のひとつ
- 「働けるようになりたい」
- 「もっと自分に合った仕事を探したい」
- 「でも、生活が苦しくて今は動けない」
そんなあなたのために、職業訓練という選択肢があることを、この記事で知ってもらえたら嬉しいです。
制度は難しそうに見えても、うまく使えば必ず味方になります。
そして、制度を使いこなすために、ピア行政書士として寄り添う準備はできています。
「行政書士田中慶事務所ホームページはこちら」