はじめに
「記録の書き方例文集を読んでも、自分の現場にはしっくりこない」 「例文の通りに書こうとすると、かえって時間がかかってしまう」
事務所の棚にある「記録の書き方ガイド」や、ネットで拾った例文集。それらを参考にしようとして、逆に筆が止まってしまった経験はありませんか?
「お手本があるのに書けないなんて、やっぱり自分にはセンスがないのかも」
そんな風に、自分を責めないでください。例文を見ても手が止まるのは、あなたの能力が低いからではありません。むしろ、あなたが「目の前の利用者様の、例文には載っていない唯一無二の姿」を、誰よりも大切に見ている証拠なのです。
今日は、例文に縛られない「生きた記録」を、もっと楽に、そしてプロとして自信を持って残すためのヒントをお話しします。
なぜ、「例文」はあなたの助けにならないのか?
例文とは、**「多くの人に当てはまるように削ぎ落とされた平均像」です。一方、あなたの支援記録は、「その人にしか起きていない例外」**を残す仕事です。この根本的なズレが、あなたの筆を止めています。
① 例文には「前後の文脈」がないから
例文は、ある一瞬の切り抜きです。しかし、支援の本質は「昨日までの関わり」と「今日の結果」の繋がりにあります。その文脈が欠けたテンプレートを無理に使おうとすると、言葉に嘘が混じり、違和感が生まれます。
② 「正解」をなぞる作業になってしまうから
例文をゴールに設定すると、無意識のうちに「例文にあるような出来事」を探して書くようになります。これでは、本当に価値のある「小さな異変」や「独自の成長」がこぼれ落ちてしまいます。
③ 自分の「言葉」が死んでしまうから
専門職らしい難しい言葉(例文によくある表現)を使おうと背伸びをすると、あなたが現場で感じたリアルな手触りが消えてしまいます。
手が止まるのは、あなたがサボっているからではありません。「例文という型にはまりきらない、その人の真実を残したい」という、プロとしての葛藤がある証拠です。 私はこの状態を、「テンプレートを超えた、オーダーメイドの支援を目指している姿」だと捉えています。
【仕分け】例文を「お手本」から「素材」に変える考え方
記録を楽にするコツは、例文をそのままなぞること(コピー)をやめ、自分の言葉を乗せるための「骨組み」として利用することです。
例文は「答え」ではありません。「こういう順番で整理すれば伝わる」という、思考の設計図です。
❌ 例文のまま「丸写し」しなくていいこと
- 回りくどい「専門職風」の言い回し: 「〜の傾向が見受けられるため、適宜介入した」といった表現は、無理に使わなくても「何をして、どうなったか」が分かれば十分です。
- 自分たちの現場にない「理想の対応」: 例文にあるような完璧な支援ができなかったとしても、その「できなかった事実」こそが、次の会議で話し合うべき貴重な資料になります。
⭕️ 例文から「盗むべき」視点
※これが、例文を本当の武器に変える「仕分け」です。
- 「事実」と「推測」の切り分け方: 例文の多くは、事実と支援者の意見が明確に分かれています。その「構造」だけを盗みます。
- 「動詞」のバリエーション: 「促した」「見守った」「代弁した」。バリエーション豊かな動詞の語彙だけを借りて、自分の現場の状況に当てはめます。
- 時間の区切り方: どのタイミングで区切って報告しているか。その「リズム」を参考にします。
「例文通りに書く」のではなく、「例文の構造を借りて、自分の言葉を流し込む」。そう考えるだけで、記録は驚くほどスムーズになります。
では、あなたの「今日の記録」の場合はどうでしょうか?
一度、例文集を閉じて、こう問いかけてみてください。
- 今日、あなただけが気づいた、利用者様の「例文には絶対載っていない仕草」は何でしたか?
- それを、新人のスタッフに教えるとしたら、どんな平易な言葉で伝えますか?
- 明日の自分が読み返したとき、「そうそう、これがあったんだよ」と思い出せる一言は何ですか?
今日は、その「あなただけの言葉」を1行だけ残せたら十分です。それは不格好な記録ではなく、誰にも真似できない、あなたと利用者様だけの信頼の証です。
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【あらかじめお伝えしたいこと】 このシートは、あなたに「決まった文章」を押し付けるものではありません。 むしろ、あなたの持っている「生きた言葉」を引き出し、それを公的な記録として通用する形に整えるためのガイドです。安心して活用してください。
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最後に:記録は、あなたが見た「真実」を次につなぐためのラブレター
例文を見ても手が止まるのは、あなたが目の前の人を、誰かの書いたテンプレート以上に深く愛し、尊重しているからです。
正解を完成させるためではなく、「今日はこの真実だけは残せた」と思える状態を一緒に作るつもりで、隣で一歩ずつ整えていきましょう。
まずは今日、例文集には絶対に載っていない「その人の今日の輝き」を、あなたの言葉で1行だけ記してみませんか?
事業所運営や加算・開業について、
「これで合っているのか不安…」という段階でも大丈夫です。
状況を整理しながら一緒に考えますので、
必要なタイミングでLINEからご相談ください。
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