これで、あなたも加算マスター!!【第5回】これは要チェック!制度改定で変わった“あの加算”、今どうなってる?

※この記事は行政書士事務所の開業準備中に執筆したものです。

現在は大阪市中央区で行政書士事務所を開業し、障がい福祉事業所の運営支援・開業支援を行っています。

このシリーズ全体の一覧はこちらです。
加算マスターシリーズ|障がい福祉の加算を体系的に理解する

目次

はじめに ~ 制度改定は「加算」を見直す絶好のチャンス

障がい福祉サービスの報酬制度は、数年ごとに見直されます。その都度、新しい加算が創設されたり、既存の加算の要件が変わったりします。

「制度改定」と聞くと、難しく感じてしまうかもしれません。しかし、これは「新しい加算で報酬アップを狙えるチャンス」と捉えることもできます。

今回は、最近の制度改定で創設・見直しが行われた加算に焦点を当てて解説します。

制度改定で登場!注目の新加算

1. ピアサポート実施加算(B型のみ)

この加算は、2021年度の制度改定で新設されました。同じような障がいを持つ仲間(ピア)が、その経験を活かして他の利用者さんを支える「ピアサポート」を推進するための加算です。

【ポイント】

  • ピアサポート研修を修了した職員の配置が必要。
  • 個別支援計画にピアサポートの内容を位置づける必要がある。

ピアサポートは、利用者さんの主体性を引き出し、社会参加を促す上で非常に有効な支援手法です。この加算をきっかけに、ピアサポートの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

2. 目標工賃達成加算(B型のみ)

就労継続支援B型事業所の工賃向上をさらに後押しするため、2024年度の制度改定で新設された加算です。

【ポイント】

  • 「目標工賃達成指導員配置加算」を算定していることが前提。
  • 事前に定めた工賃目標額を達成することで算定可能になる。

この加算は、単に指導員を配置するだけでなく、「工賃向上」という具体的な成果を出した事業所が評価される仕組みです。日々の努力が、報酬として返ってくるというモチベーションにもつながります。

見直しが必要な加算!要件変更のポイント

社会生活支援特別加算

この加算は、利用者さんの社会生活に関わる特別な支援を行った場合に算定できるものです。制度改定によって、支援の実績や専門職員の配置がより明確な要件として求められるようになりました。

【ポイント】

  • 「なんとなくやっている」ではなく、「計画的に支援している」ことを示す書類の整備が必須。
  • 専門職員の配置状況や支援内容について、改めて届出を見直す必要がある。

制度改定の情報を常にキャッチアップし、自事業所の届出内容と照らし合わせることが大切です。

加算制度の全体像については、
【障がい福祉】加算とは?初心者でも迷わない加算対応の考え方
で整理しています。

まとめ ~ 常に最新情報にアンテナを

障がい福祉サービスの報酬制度は常に進化しています。制度改定のたびに加算を見直すことで、新しい収益の柱を見つけたり、支援体制をさらに強化したりすることができます。

「制度改定の情報、どこから手に入れればいいんだろう?」 そんな疑問をお持ちの方は、行政書士などの専門家に相談するのも一つの手です。

📘【次回予告】

第6回:よくある「算定漏れ」防止術 ~ 実務で気をつけるべきポイント

👈前回へ                                            次回へ👉

制度改定で加算の要件が変わったときは、「自事業所にどんな影響があるのか」を確認することが大切です。

加算だけでなく、記録・届出・運営体制なども含めて、現在の状況から必要な対応を一緒に整理します。

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この記事を書いた人

大阪市を拠点に、障がい福祉事業所の記録・個別支援計画、運営書類、法定研修、制度対応などの整理と運用を支援する行政書士です。
自身の福祉サービス利用経験と福祉現場での経験を踏まえ、制度の内容を解説するだけでなく、事業所、ご本人、ご家族が「次に何を確認し、どう動けばよいか」を分かりやすく整理することを大切にしています。
本ブログでは、障がい福祉の制度改定、事業所運営、支援記録、個別支援計画、親なきあとに関する制度・法務などについて、現場で役立つ視点から発信しています。

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