行政書士試験の攻略方法~あくまで私の主観です~

目次

◆はじめに

今年の行政書士の試験は、11月9日ですね。申込自体は、7月22日からスタートするようです。

今まさに、資格試験の真っ最中の方も多いかと思います。

私も、去年の今頃は、何もわからない文章をただ読んでいるだけな気がして、全然前に進んでいる気がしてませんでした。

というのも、本格的に参考書に取り掛かったのが、4月から。そのうえ独学。そりゃあ、全然前に進んでいないように感じても仕方ないですよね。

ここで、去年の私の経験を踏まえて、あくまで私のやり方や感じた事をお伝えします。

◆参考書等について

講座を受講されている方は、参考書も問題集もそこの学校が準備して下さるので問題ないかと思います。(追加で購入される方は別ですが・・・)

独学でされている方は、最初の悩みは、どの本を購入したらよいかと言う事ではないでしょうか。

今年の受験を考えられている方は、もうすでに購入済かと思いますが、一応私の考えをお伝えします。

  • どの出版社でもよいが、できるだけ1つの出版社で統一すること(ただし、模擬試験集は別。後述します)
  • 基本参考書と問題集、記述対策問題集があれば、直前期までは問題なし(「私の場合は」です。)
  • 上記の3冊については、あれこれ手を出さずに最初に決めたものと最後まで付き合う

以上です。

私は最初、行政書士試験は、範囲が広いわりに、どの参考書もボリュームが少なく感じてしまいました。本当にこれだけで、合格点に達することができるのか不安になったのを覚えています。でも、例えば、試験範囲に「会社法」とありますが、会社法自体は1,000条近い条文がありますが、行政書士試験でよく問われる個所は限られていますし、問題数自体も少ないです。そう言ったこともあり、どの参考書もボリュームが少なく見えます。(あくまで、試験対策としてのお話で、実務準備中の今、会社法を勉強しなおしています。)

出来れば、実際の書店に行き、中身を見比べて直感的に自分に合いそうなものを選べばいいかと思います。

◆毎日の勉強時間はどのくらい?

これに関しては、特に個人差があるので、あくまで私の場合は、と前置きしておきます。

私は、1日4時間~5時間勉強しました。といっても、まったく勉強しない日もありました。これは、自身の体調によるものもあり、やる気が出ない日に無理して行うと、完全に嫌になって投げだしそうに思えたからです。そして、勉強しない日は、お休みは必要と割り切っていました。勉強は、やろうと思った時は、やる気がある分、進みが早かったようにも思えます。どちらにしても、本人の考え方次第で、毎日しないと気が済まない方や、休むことに罪悪感を感じる人にはお勧めしません。

ただ、一つ言えることは、「合格するのに〇〇〇時間の勉強が必要」というものはないと思っています。本番までには、この本を何回するなどと決めて、そこから逆算して、「今週(もしくは今月)中には、これを何回しよう!」とやるべきことで計画を立てる方がうまくいくし、本番でも自分に自信が持てるんじゃないかなと思います。

◆模擬試験の必要性

実際に、私は、模擬試験は8月下旬ごろに1回だけ会場で受けました。その結果、感じたことは以下の通りです。

  • 会場で模試を受けたとしても、本番の練習にはならない。
  • 家庭の状況などで、本番を想定して3時間集中する時間がとりにくい場合は、会場受験もおすすめ。
  • 記述を自己採点ではなく、採点してもらえる機会はすごく貴重。
  • (学校によるが)模試を一回受けただけで、受講生扱いとなり、本試験の記述も含めた採点を無料で行ってもらえた。
  • 受けるなら、本試験直前ではなく、模試の結果に落ち込んでからリカバリーできる期間に受けた方がよい。

以上です。私自身は、一回は受験しておくとよいとは思いますが、会場受験でも自宅受験でもそれはあまり影響ないかなと思います。(きちんと3時間の邪魔されない時間の確保ができるならですが・・・。)

それよりも、どこの出版社からも出ていると思いますが、「直前予想模試〇回分+過去△年分の本試験」的な、書籍の方を私はお勧めします。というのも、採点が自己採点になること以外は、予備校で実施される模擬試験と変わらず、コストがかからないからです。私は、基本テキストとして使っていた出版社の分と別の出版社の分、併せて2冊を直前期に徹底的に行いました。というのも、模擬試験を受けても、書籍で買った模試を解いても、必ず見たことがない問題に出くわしたからです。直前期にこれは、精神的にきつくて、慌ててもう一冊買い足したわけです。結果は、2冊目の最後2回分で、ようやく合格点に達することができて少しホッとしました。

◆本試験当日について

本試験当日についてお伝えしたいことは以下の通りです。

  • 当日は、遅刻は絶対ダメだけど、早く着きすぎるのはつらい
    • 当日は、開場時間が決まっていて、それより早くは絶対に入らしてくれません。私が受験した会場は、大学の屋外のベンチで過ごす羽目になりました。11月にしては、暖かかったのでよかったですが、日によっては、寒空の下、震えながらおにぎりを頬張ることになるかもしれません。
  • 試験開始からいきなり見たことがない問題が連続しても、それが当たり前と思う。
    • どの問題から解いていくかは、人によって違うと思いますが、どの問題から解いたとしても、見たことない問題には当然出くわします。でも、それが普通です。行政書士の試験は、過去問と同じ出題傾向が多い科目もありますが、あくまで出題されている論点が一緒なのであって、まったく同じ問題は当然ながらでないと思っていた方がいいです。
  • 試験終了後、駄目だったと思っても、一応選択問題の答え合わせはしよう。
    • 試験終了後、何一つ手ごたえがないまま、帰路につく方も多いかと思います。私も当日はそうでした。でも、ほとんどの方は、確実に正解と思って回答したものが、6割ないと思います。でも、当日まで頑張って勉強してきた方なら、自分が思っているより正解を選択しているものです。だから、当日でなくても数日中には、自己採点は行ったうえで、今後の事を考えた方がよいと思います。

◆まとめ

私なりに、試験勉強開始から、受験当日までに感じたことをまとめてみました。少しでも、今年受験される方の参考になればよいなと思っています。

「行政書士田中慶事務所(開設申請準備中)ホームページはこちら

シェアお願いいたします!
  • URLをコピーしました!
目次