障がい福祉の手続き、こんな不安はありませんか?
障がい福祉制度を使うには、申請・届出・計画作成など、数多くの手続きが必要です。
ところが──
- 役所や事業所の説明が難しくてよくわからない
- 制度の説明はあるけれど、自分に合っているのかピンとこない
- 相談したくても、どこに聞けばいいのか分からない
そんな声を、私自身も利用者として感じてきました。
行政書士として独立を目指す中で、こうした“制度と現場のすき間”にこそサポートの必要があると痛感しています。
だから私は、福祉の制度を「当事者の視点」でつなぐ、“ピア行政書士”としての活動を目指しています。
「ピア行政書士」ってなに?専門家と当事者の“あいだ”に立つ存在
「ピア(peer)」とは、同じような経験をもつ仲間という意味です。
「ピア行政書士」は、行政手続きの専門職でありながら、障がい当事者としての視点や経験をもつ人間です。(正式な名称ではありません。あくまで、私の目指すべき理想の行政書士像を表した造語です)
私自身、障がいを抱えながら福祉サービスを利用し、制度の“わかりにくさ”や“使いにくさ”を何度も感じてきました。
そんな経験から、開業後はこんな支援を行っていきたいと考えています:
- 制度の「使い方」まで一緒に考える個別相談
- 利用者目線に立った申請書類の作成・同行支援
- ご本人の想いを大切にした“伝え方”のサポート
制度を知っているだけではなく、「使ってみた人間」としての視点を活かし、利用者の選択肢が広がるようなサポートをしていきたいのです。
「利用者様満足度」を大切にする理由
行政書士の業務と聞くと、「書類の作成」や「許認可の取得」がメインと思われがちです。
もちろんそれは大事ですが、障がい福祉の現場では“通ればOK”ではありません。
- 本当にその制度は、その人の暮らしに合っているのか
- 手続きの結果、本人や家族の不安は減ったのか
- 「相談してよかった」と思える時間になったかどうか
こうした点を私は「利用者様満足度」として、開業後も最も大切にしていきたい価値観であり、利用者様にも事業所様にも「見える化」し共有していきたい点です。
将来、こんな相談を受けてみたいと思っています
実際の経験はまだありませんが、これまで自分自身が体験してきた困りごとや、身近な人たちの悩みをもとに、想定している支援内容をいくつかご紹介します。
想定①|B型事業所を使いたいけれど、何を準備すればいいか分からない
ご本人やご家族が、「どうやって選ぶの?」「手続きはどこに行けば?」と不安に感じている場合
行政書士として:
- 申請書類や必要な診断書の整理サポート
- 地域の相談支援専門員や事業所との連携
- 本人が「通ってみたい」と思える事業所選びを支援
想定②|将来に備えて、成年後見制度や家族信託について相談したい
親なきあとや、高齢の家族が「子どもが安心して暮らしていけるか」を心配しているケース
行政書士として:
- 制度の違い・選び方をわかりやすく解説
- ご本人の意思を尊重しながら準備の進め方を一緒に検討
- 地域の専門家(司法書士・社協など)との橋渡し役も担う
大阪市内で“ピア行政書士”を目指す私の想い
私は2025年9月、大阪市浪速区で行政書士事務所を開業予定です。
自らが福祉サービスを使ってきた経験を土台に、「制度を使いこなす力」よりも、「制度を自分らしく使える環境」を一緒に整えていきたいと考えています。
対応予定の主な業務は:
- 障がい福祉サービスの利用に関する書類作成・相談支援
- 自立支援給付、移動支援、特定計画相談などの申請サポート
- 障がい福祉事業所(B型・就労選択支援等)の開設支援
- 成年後見制度や親なきあと対策に関するアドバイス
最後に|「制度と人のあいだ」に立ちたい
福祉制度は、便利でもあり、難しくもあります。
専門職であっても、当事者であっても、ひとりでは限界があることもあります。
だからこそ、「制度を知っている人」と「使ったことがある人」が一緒に考える形が、これからの福祉には必要だと思うのです。
私が目指す“ピア行政書士”は、まだ珍しい存在かもしれません。
けれど、「誰に相談していいか分からない」と悩むあなたにとって、新しい安心の選択肢になれたら──そんな思いで、これからの活動を準備しています。
「行政書士田中慶事務所(開設申請準備中)ホームページはこちら」