2025年9月– date –
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「病名より、想いを聞きたい。支援を受けてきた僕が、支援者になるということ」
ピア行政書士へのご相談はこちら A型事業所に通いながら、日々いろんな人と関わるなかで気づいたことがあります。それは、「障がい名を知らなくても、配慮はできる」ということ。誰かが「こういう障がいがあるんだよ」と話してくれたら、もちろん聞きます... -
「“障がい者”は日本だけの言い方?──言葉と制度に見る、日本と海外の“見え方”の違い」
ピア行政書士へのご相談はこちら 「障がい者って、ほかの言い方ないの?」そんな風に聞かれて、言葉につまったことがあります。英語では“disorder”や“disability”のようにいろんな言葉があるのに、日本語では「障がい者」がほぼ唯一の総称。それに、日本で... -
知りたくない真実をさらす危険性──福祉啓発で伝え方を工夫すべき理由
行政書士 田中慶へのご相談はこちら 福祉や支援の現場では、わかりやすさを追求して「一クラスに一人くらい」といった数字やたとえ話がよく使われます。でも、その“具体的な数字”は、知らず知らずのうちに当事者の心に重くのしかかり、孤独や不安を深めて... -
「わかってるつもり」が一番怖い。“障がい者アライ”として大切にしたい3つのこと
障がい当事者の行政書士への相談はこちら 🔍 そもそも「アライ」とは何か?──LGBTQだけじゃない、広がる“連帯”のかたち 「アライ(Ally)」という言葉、最近ではLGBTQ+の文脈でよく聞くようになりました。でも、元々の意味をたどると、これは「同盟... -
“誰かを助けたい”だけじゃない。障がい者福祉起業のリアルなきっかけとは?
障がい者福祉分野に参入する人が増えている背景 少子高齢化や労働人口の減少が進むなか、「障がい者福祉」は成長分野として注目を集めています。特に近年、福祉業界の外からこの分野に参入する企業や個人が増え、「起業」という形で福祉の現場に関わろうと... -
「“受け入れられない自分”も、いていい」──障がいの受容に悩むあなたへ
ピア行政書士へのご相談はこちら 「障がいを受け入れなきゃ」と思えば思うほど、心が追いつかない。 診断がついたとき。手帳をもらったとき。職場に伝えるとき。家族に理解されないとき。いろんな場面で、「受け入れるって、どういうことなんだろう」と戸... -
A型事業所でよく見られる課題と、理想とのギャップ ~みんなで考えたい現場のリアル~
A型事業所の運営サポートのお問い合わせはこちら 1. はじめに 障がいのある方の就労を支えるA型事業所は、福祉と労働が重なり合う特別な場所です。利用者さんが働きながら社会参加できることは、とても素晴らしいことですが、現場では理想と少し違う現実も... -
自信がないまま開業してもいい――「はったり」と「等身大」のあいだで考えたこと
「自信がないままで、経営なんてできるのだろうか」これは、自分自身に何度も問いかけた言葉です。 開業を目指すなかで、専門家として、経営者として、人に信頼される「何か」を持っていなきゃいけない。そう思う一方で、自信がない、実績もない、そんな自... -
令和7年大阪府最低賃金引き上げ答申:A型事業所と利用者が直面する現実と課題
はじめに 令和7年(2025年)、大阪府の最低賃金を現行の1,114円から1,177円へと63円引き上げることが大阪地方最低賃金審議会より答申されました。10月16日からの適用が予定されています。一見すると、働く障がい者の方々にとって喜ばしいニュースに映るか... -
生活保護は“立て直しの準備期間”にこそ使える制度です|前向きな活用法を知っていますか?
お問い合わせはこちら 「生活保護=一度受けたら終わり」と思っていませんか?でも実は、生活保護は“自立や再出発の準備期間”としてこそ、正しく活用できる制度です。働けない・家がない・頼れる人がいない──そんな状況に置かれたとき、自分の力を取り戻す...